白鯨記、前半戦

今年の夏は『白鯨』を読むことにした。理由は特にない。

七月某日、挫折を防ぐために、友人たちに『白鯨』読むよ、と宣言する。みんな、つらいところは飛ばせばいい、さくさく読めるところもある、などと言っている。八月中に読みおえたいが(そのあと読書会の課題本が待っている、そっちも上下巻だ)、なんとかなるだろうか。

七月某日、序文を読む必要はあるのだろうか……?寝落ち。

八月三日、佐藤亜紀『スウィングしなけりゃ意味がない』おもしろい。ようやく本文に入る。寝落ち。

八月七日、休日に職場に行っていくつか仕事を片づける。帰りに餃子とビール。イシュメールは宿屋にたどりついたようだ。佐藤正午『カップルズ』、久しぶりに読んだが良い。眠れないので『行き先は特異点』もぱらぱらと読む。SFをあまり読まないので、最近の短編をいろいろ読めるのはありがたい。

八月八日、イシュメールは同衾を頼まれた銛打ちについてぐずぐず言っている。宿屋で見知らぬ二人が同衾ってありえるのか。寝落ち。

八月十日、イシュメールと銛打ちクイークェグがいきなりBL。やばい。

八月十一日、暇だったのでにこみ亭のくだりで出てきた鱈の煮込みを想像で作ってみる。おいしかった。

八月十二日、誘われて鯨を食べにいく。なんかこのあと鯨油を絞って手がぬるぬるしてみんなでぬるぬるしあって、みたいなところがあると聞いてモチベーションが上がる。鯨は馬っぽさと鮪っぽさの中間の味だった。

八月十六日、仕事が忙しく、なかなか読み進められないしエイハブはぜんぜん出てこねーし。寝落ち。

八月二十一日、鯨学の章で沈没。つらいので秋山瑞人ミナミノミナミノ』を読む。ちょうおもしろい、でも続きない、やはりつらい。

八月二十五日、これは休みの日に一気にやっちゃうしかない、と決めて読む。エイハブがわっしょいしたり、スターバックが無謀に鯨を追ったりして、盛り上がってきた。勢いで上巻を読了。『キャッチ=22』を読まなければいけないので、『白鯨』はいったんお休み。嗚呼、夏が終わる……。 

白鯨 モービィ・ディック 上 (講談社文芸文庫)

白鯨 モービィ・ディック 上 (講談社文芸文庫)